流れ者の刑について
日神社の由緒の中で、もっともわかりにくいのは「流れ者の刑」に関することではないでしょうか。少しこだわって考えてみました。
うつろ舟の想像図については、想像力と絵の才能がない編著者が描きましたので、ご了承ください。
日本各地に流しびなを始め、精霊流し、灯籠流しなどの行事・風習があります。これらは、簡単な小舟にお雛様を乗せたり、灯籠を乗せたりして、流す行事で、広島県においても見られる伝統行事です。なかでも、江田島町切串の「おかげんさん」が有名で、「おかげんさん」で造られる小舟は麦わらで作られているそうです。
また、隣の岡山県笠岡市北木島では、流し雛が市の重要無形民俗文化財になっています。この流し雛で、お雛様が乗せられて、流される小舟を「うつろ舟」というそうです。